専門看護師のこれからとは?

看護師求人 → 看護師求人~専門看護師の需要と問題~

看護師求人~専門看護師の需要と問題~

看護師というと、病院で患者を看護してくれる、白衣の天使というイメージが強いと思います。そのイメージは間違っていません。しかし、看護師の中にもいろいろな種類の看護師がいることをご存じでしょうか。

看護師は、最低3年勉強する医療系の専門学校を卒業し、国家試験に合格すればなることができます。

しかし最近は、4年制の看護学部を卒業したあとに大学院博士前期課程へ進学し、実務経験を5年、うち3年は専門的な分野で研修した者が筆記試験に通るとなることができる、専門看護師になる人がいます。主に大学病院などで働いています。

専門看護師には、がん、精神、地域、感染症などの分野があります。例えばがん専門看護師の場合、がん緩和ケアチームなどの医療チームに参加し、医師や薬剤師などの医療スタッフと同等な立場にいます

看護師ならではの視点で、患者の生活の問題について、病気によるQOLの低下などを指摘し、改善点などを挙げることができます。

しかし、この専門看護師はまだまだ知名度が低いことが問題です。一般に看護師は、仕事は大変で、それ以上勉強する余裕がなかったり、なまじっか給料はよいため、レベルアップを目指す必要がないと考え、働きはじめてから勉強会に参加するなど積極的な人は少ないと思われます。加えて、専門看護師になったからといって給料が大幅にアップする訳でもなく、こうした待遇面の問題も看護師業界としては今後検討していくべき課題です。

専門看護師によく似た、認定看護師とは?

専門看護師に似たもので、認定看護師という資格があります。こちらは、専門看護師とは異なる分野で優れた職能を発揮できる看護師です。専門看護師と同様に、実務経験や試験が必要です。

こうした専門看護師が少ないという現状で、専門看護師の需要はどれくらいあるのでしょうか。現在は大学病院や特定機能病院などにしか置かれていませんが、医療が高度化することに伴い、需要は高まっています。看護師求人サイトなどには、これらの資格を持っていると優遇と書かれているのがその証拠です。とはいえ、先ほども書いた通り需要に較べて待遇面で専門看護師の立場が追い付いておらず、まだまだなり手が少ないのが現状です。今後、より高度な看護技術を患者に提供するためにも、また看護師業界のレベルアップのためにも、専門看護師の地位向上や教育体制の拡充が求められます。

日勤常勤看護師の給料-年齢による違いは?

看護師は比較的給料のいい職業と言われますが、夜勤や仕事内容のハードさから割に合わないという声も少なくありません。またその他の職業と同じように、長年勤めたり、年齢があがるほど給料も上がる傾向にあると言われます。では実際のところ、年齢によってどれほどのちがいがあるのでしょうか。

看護師になりたて、20代前半の正看護師の年収は平均でおよそ380万円くらいと言われています。月額では27万円くらい、男女の差はほとんどありません。ただ、ボーナスといった特別支給の額が男性よりも女性のほうが多いです。女性が圧倒的に多い職場ということで、女性のほうが評価されやすい傾向にあるのでしょうか。

20代後半もこの傾向はあまり変わらないものの、年収は約440万円ほどにアップします。30代前半になると平均年収は約450~460万円くらい、ここで特別支給の額、総支給ともに男性が女性を上回るのです。これは結婚や子どもの誕生などで、扶養手当などがあることが考えられます。

そうした形のまま30代後半は男性では年収約470万円、女性460万円となります。40代前半、男性は約550万円、女性は約500万円と差が広がるのですが、ここから再び逆転現象が起きるのです。

40代後半では男性の平均年収が約480万円、女性が510万円です。子どもの自立などで男性の扶養に入っていた子どもがいなくなること、女性が看護師長など役職につくことなどが背景にあるでしょう。50代後半は再逆転で男性が約550万円、女性が530万円、定年間際では男性約660万円、女性550万円です。

このように男性と女性とで平均年収が互いを逆転しながら推移していきます。これが准看護師となると、各年代、男女それぞれ平均年収で100~200万円低くなります。あくまで平均をとったものであり、地域や役職によってまた異なってきますが、看護師の給料を知る上での一応の目安となるでしょう。

地域や役職による給料の違いは?

看護師の給料は一般的な職業と同じように、年齢が上がるにつれて、また長年勤務することによって上がる傾向にあります。看護師になりたての20代前半の平均年収は約350万円、定年退職前で約550~650万円になるようです。

しかしこれはあくまで全体的な平均の数字であり、地域や役職によってはこの平均の額によりません。特に地域による差は大きく、看護師不足が深刻な地域ほど年収が高くなる傾向にあります。

たとえば東京都、神奈川県、千葉県など都市部では正看護師の平均年収は約520万円となっています。全体の統計では平均年収が100~200万円下がる傾向にある准看護師でも、こうした地域では年収500万円を超えることも少なくありません。

同じく愛知県、京都府、大阪府、和歌山県でも500万円前後の平均年収となっています。府県によっては准看護師のほうが正看護師の平均年収を上回っている例もあり、興味深い結果です。

東北地方や九州地方では、平均年収は400~450万円のところが多くなります。准看護師のとの差も広がり、准看護師の平均年収は300万円台前半ということも多いです。都市部では家賃や物価など生活資金が地方よりかかるとはいえ、この年収の差は大きいと言えるでしょう。

それでは役職や職種による給料の違いはどのくらいあるのでしょうか。常勤で比較してみましょう。まず准看護師は全国に約8万5,000人働いており、平均年齢は44歳、ひと月に支給される給料は約30万円と言われています。正看護師は約25万人、平均年齢は36歳、月額約37万円の給料です。

看護師の部下を5人以上持つ看護師長になると、約3万5,000人となり平均年齢も47歳とぐっと上がります。給料は月額で約42万円です。さらに看護師の役職の中のトップに位置づけられる、看護師長の部下を5人以上を持つ総看護師長は、全国でわずか2,300人ほどしかいない精鋭です。平均年齢は55歳、月額で約52万円の給料となっています。